ブログの記事より・・・

 

〇月〇日

今日のセッションのこと・・・(クライアントさんの許可を得て書いています)

クライアントさん(Aさん)は、子供時代から、妹さんといつも比べられて育ち、

自分のダメな部分ばかりを見つめてきた方。

そして、私には計り知れないような、いろいろな苦労をされています。

 

そんな、Aさんが、話をするうちに・・・最期に、

「苦労の多い人生は、感動の多い人生でもあったと思う。

そう受け止めると、人をうらやむ気持ちも、薄れてきた。

私は私で、自分の人生を選んできたんだ。

楽な方ばかり選んできた人たちには、味わえない感動を、味わうことができたことは、私の人生の宝物やと思う」

と、語られました。

 

私は・・・その言葉に、感動しました。

いろいろと、大変な経験をされてきたAさん。

それを、そんな風な言葉で、受け止めることができるって・・・・

すごいな~人間って。素晴らしいな~って・・・

私の方こそ、感動しました。

 

いつも、クライアントさんから、気付きや感動をいただいている、私です。

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〇月〇日

 

今日のセッション、クライアントさんは、あることを「やめるか、やめないか」で、悩んでいました。

クライアントさんは「白黒はっきりつけたい!タイプ」の方だったんですが、

いろいろと話をしていくうちに、「やめる、やめない」「白か、黒か」の選択じゃなくて、「グレーの選択」をしてみようということに、なりました。

 

例えば…続けていくにしても、数を減らしてみる、とか、期限を決めて、様子を見るとか、今までと、少し違う視点、姿勢で取り組んでみる、とか・・・

クライアントさんは、「白黒はっきり!」タイプだったので、「グレーの選択」は、新しい視点だったようです。

 

セッションを進めていく中で、クライアントさんが発した言葉、

「やめるにしても、楽しいことを見つけてから、やめることにします!」

私は、この言葉に感心して、「それ、いいですね!」って、思わず、褒めました。

 

「いやいや、やめる」とか、「いやいや、続ける」とかじゃなくて、どちらを選ぶにしても、まず、その中に、「楽しいことを見つける」という姿勢、視点。

素敵や~と思いました。

 

そのクライアントさんは、セッション中に、とてもいい発見や、言葉をくれて、

私も、いつも「気付き」を貰っています。

 

日々、ちょっと嫌だな…とか、やめたいな…とか、色んなことに、出会います。

その中に、楽しみを見つけていく、ということ、私も、忘れずにいたいと、感じました。

ふっと、思い出した、言葉。

(今回の事とは、少し、ずれているかもしれないけど・・・)

「面白きことも無き世を、面白く」  by 高杉 晋作

 

嫌なことを探すより、楽しいことを探していきたいですよね。

「やめるにしても、いやだいやだ」でやめるんじゃなくて、

「楽しみを見つけた」でも、やめる方を選ぶ・・・ってスタンスに立ちたいな。

同じ、1時間、同じ1日を過ごすなら・・・

やめるにしても、続けるにしても・・・

その中に、「楽しみを見つける視点、姿勢」を持っていたいな・・・

って、感じました。

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〇月〇日

幸せカウンセラー・コーチのさくら まきです。

 

スピリチュアル系の人の言葉に・・・(私も結構スピリチュアル的でもありますが)

「あなたは、そのままで完璧なんです!」

という言葉をよく聞いたり、読んだりします。

 

そのまんまの自分を認めたり、肯定したりする、

アファメーションの言葉(自分に語りかける肯定的な言葉)。

 

もし、その言葉を、心から言えたら、それはそれで幸せなんでしょうけど・・・

でも、その言葉をずーっと、素直に言えない自分がいました。

(私の心に引っかかっていたのは「完璧」という、言葉だったのかもしれない)

 

今日、ブレネー・ブラウンさんの「弱さという力」という、講演の動画を見ました。

 

その中に、生まれてきた子供にかける言葉として・・・

「あなたは、完璧じゃないのよ。苦しみを背負っているの。

でも、愛情や帰属(そこにいていいんだよ、居場所があるんだよ、いきてていいんだよ、ということ?)に値する存在なのよ」という言葉に出会った。

 

「私は完璧じゃない。不完全で弱い存在なんです。

それでも…愛されるに値する存在なのかも・・」

そんな言葉なら…私は素直に受け入れられると思った。

 

自分の不完全さや弱さ・・・を受け入れる心。

ありのままの不完全さを認めたり、さらけ出す勇気を持つこと・・・

それが大事なんだってこと、

 

それなら・・私にもできそうだし(勇気をもって)、受け入れられる、気がした。

そんな風に、自分の不完全さや弱さを受け入れ、開示する勇気を私は、持ちたい。

 

(結局はスピルチュアル的な、完璧という言葉も、不完全であっても、完璧という・・・同じニュアンスを伝えているのかもしれないけど)

 

ブレネーさんは、

「この弱さを感じながら生きることは、なんて素晴らしいんだろう。

「I am enough.」

そんな言葉を語っていました。

 

私も・・・自分や人に対して、完璧主義を目指すんじゃなくて、

自分の不完全さ弱さを、勇気をもって受け入れて・・・

だからこそ、人にも自分にも、子供にも優しくなれる・・・

自分自身や、自分の人生にも価値を感じられる・・・

人の人生にも、価値を感じ取れる・・・

そんな人になりたいな…と、思いました。

 

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〇月〇日

 

ある人に質問されました。

「人生で最も成長できた機会を3つ挙げるとしたら・・・どんな時?」

 

私が挙げた3つは・・・

苦しかったり、悲しかったり、失敗だったりした体験だった・・・。

 

その体験をしたその時は、ほんとに苦しかったり…で、

私は「その体験」に「苦しい」という形容詞を付けたんだけど、

今振り返ると、それが「私を成長させてくれた」体験になっている・・・

「苦しい」⇒「成長させてくれた」体験と変わってるんだ・・・

なんか、面白いな。

 

「〇○な体験」の〇○の部分は、

時間や視点によって変わってくる・・・こともあるということだ。

「体験したこと自体」「事実」は、変わらないのに。

 

例えば、「悲しい失恋体験」も、

その別れの後、素敵な人に出会えて、今幸せなら・・・

あの「別れという体験」があったおかげで・・・って感じられたなら、

それは、意味ある別れになる。

「新しい出会いのための別れ」になる。

 

「体験自体」は、いいも悪いもなく、「事実」でしかない。

そこにどんな形容詞を付けるか、どんな意味を付けるかは、私たち次第だ。

どうせなら…「どんな体験」にも、意味ある、次につながる、

プラスの言葉の形容詞を付けたいな。

・・・・そんな風な視点になれる生き方がしたいな・・・って、感じました。

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○月○日

 

クライアントさんからの、質問・・・

「性格って、変えられますか?」
「もちろん!」と、私。

赤ちゃんの時から、全然同じ性格って人って、いますか?
上司と話すときと、家族や気を許せる人と話すとき、
まったく同じ接し方をする人って、いますか?(たまには、いるかも・・・)
大好きな人の前と、苦手な人の前では、話し方が、変わりませんか?

「性格」って、ある事の受け止め方や、表現の仕方。
そして、だれでも、明るい面から暗い面まで、色々な面を、すでに持っていて
そのうちの、「今、何を出すか」無意識に、自分で選んでいるものだと思う。

「性格を変える」って、
自分の中の、どれを出していくかを、自分で選んでいくことだと思う。

例えば、
私は、しっかりしたリーダーシップを取る人と行動する時は、
「甘えっ子」になっているし、
誰も頼れる人がいない時は、「しっかりした人」になったりもする。

ウチの犬でさえ(さえ…って言って、失礼・・・)大好きな人と接するときと、
知らない人と接するときじゃ、性格が変わる。

私自身も、中学生の時の自分の性格が嫌になって、高校生になったのを機に、
私の中の「なりたい私の部分」を少しずつ、引き出していったことを思い出しました。
少し頑張って、「なりたい私」を演じていくと、
少しずつ、それに近づいて、とても楽になり、楽しくなった経験があります。

「性格を変える」って・・・

今まで、無意識に「反応」してきたことを、少し意識して「対応」して行くことで、
より早く、「なりたい私」になれると思います。

人の中には、いろいろな「私の性格」がある。
そのうち、どれを引き出していくかは、自分で選んでいけるんです。

もし、一人じゃ、難しかったら、
カウンセラーや、コーチの力を借りるのも、いいと思います・・・
(ちょいと、宣伝してしまいましたぁ(^_^;))